レーヴェも精霊隊に所属することにした。精霊使いの数がセツナをあわせて三人しかいなかったからだ。
「僕も精霊隊にいきます」
部隊の隊長がいるところに向かう途中のセツナに話しかけた。
「うん、がんばろう」
精霊隊のテントの中には女性一人と男性一人がいた。
「おっ、来たな」
レーヴェ達を見てニヤニヤしながら女性の方の人が言った。
「そうニヤニヤすんなってリース。」
リースと呼ばれた女性はテーブルの隊長の席に座っていた。
「はは、すまんすまん。かわいい娘が二人きたんでうれしくてな」
リースの言葉をしっかりレーヴェはきいていた。
「あの、僕は一応男です」
二人が固まった。すんごい顔してこっち見てる。
「マジか・・・。」
男が言った。
「落ち着こうじゃないかアラン。冷静に考えれば分かることだ」
リースの言葉にアランと呼ばれた男は考え始めた。
「リース、何が分かったんだ?」
考えても分からないアランがリースにきいた。
「ふっふっふっ。教えてあげようじゃないか。」
みんながリースを注目した。レーヴェは困り果てていたが。
「つまり!男装が趣味なんだろう」
レーヴェはガクッとこけそうになった。