扉が、開いておばさんが現れた。
「いらっしゃい、サイレア。さぁ、中に入りなさい。」
サイレアは、言われるがまま、中に入った。
中は、ほとんど本棚にうめつくされていて、テーブルと椅子が真ん中にちょこんとあるだけだ。
「また、魔術書読んでたの?」
サイレアは、おばさんに尋ねる。
「ああ。お前は、また魔法を学びに来たのだろう?」「うん。」
サイレアは、微笑む。
「さて、何を教えようかな?」
おばさんは、悩みはじめた。
「まだ、全然初期の状況なんだし、教えることはいっぱいあるんじゃないの?」