「僕はちゃんとした男ですっ。」
「なら、その証拠をみせてもらおうじゃないか」
リースがそう言うとセツナが心配そうにレーヴェをみつめた。
「レーヴェ・・・。」
特攻隊。ハルの部隊だ。精霊使いでもないので前衛をするしかない。
「失礼します」
やや緊張した表情で第三特攻隊のテントに入った。
一、二、三・・・・、七人。小隊だからちょうどいい人数かなとハルは思った。
「おう、俺がこの隊の隊長だ。よろしくな」
最初に話し掛けてきたのは部隊長のアインだった。それ以外の隊員はなんだかピリピリしていた。
「はい、よろしくお願いします」
ハルは答えて席に座った。
「さあさあ早く。」
困った。なんでこんな状況になってしまったんだろう。
レーヴェが男だという証明をどうしようか迷っている最中にセツナが行動にでた。
「簡単」
セツナはそう言ってレーヴェの大切なところをわしづかみにした。
「あぅっ!?」
変な悲鳴がでた。突然の出来事に驚いてレーヴェはフリーズしてしまった。
「!?、なんか大きくなってきた」
驚いたセツナはようやく手を離した。
レーヴェは真っ赤になってそのばに座り込んだ。