2日目、俺は動いた。
「航!!!」
俺は2組のクラスのドアのとこで叫んだ。
なんだよ…って顔をしながら渋々俺の方に向かって来た。
「犬井ってどいつ?」
「やっぱ来ると思った。あいつ。」
航が指、指した方に目を向けると……イカツイ。
頭は金と黒で短髪、ワックスでたてている。背は高い方。
早速俺は声をかけた。
「なぁ。犬井俺と一緒にバンド組もうぜ?」
「あ?お前誰?ってか、いきなり意味分かんねぇ〜」
「だ〜か〜ら、バンド。ちなみに俺は馬場 恭一。よろしく。」
「は?やんねぇし、俺バスケ部入るからさ、他あたってくんね?」
「バスケかぁ〜やっぱ気に入った。ドラムは力いるからお前にあってると思う。」
「だから、やんねぇっつてんだろ!!!」
「じゃあ、気が向いたら1組にいるから来てよ?」
犬井は教室から出ていった。
はぁ〜まっ、何とかなるっしょっ。
ってなるわけねぇ〜。
とか思っていたら次の日犬井は1組に来た。
「あのさ〜、バンド入ってやってもいいぜ。楽器やったことねぇけど。」
「マジで!?でも何で?昨日はあんなに嫌がってたのに…バスケはいいの?」
「あぁ。昨日さ〜バスケ部の先輩殴ちまったから気まずいんだよね。」
アレ?今サラッと凄い事言ってる?…まぁ結果オーライ☆
「じゃ、犬井はドラムだからよろしくな。」
「おぅ。」
犬ゲット!!!!あとは猫と鳥だ…次は猫宮 悠か〜。どんな奴か楽しみ。