突然の通り雨?

ダッキング  2005-11-06投稿
閲覧数[512] 良い投票[0] 悪い投票[0]

りさがバイトしている居酒屋に通うようになって三週間が経ったころ一週間後にりさからバイトをやめることを告げられた。わたるはりさに会う手段が店に来ることしかなかったのでかなりヘコんだ。正直焦っていた。他の女なら簡単にアドレスを聞いたりできるがどうしてもりさには聞くことができなかった。もしかしたら断られるかもしれないそんな不安があったからだ。バイトをやめるまでの一週間でなんとか勇気を出してりさのアドレスを聞こうと決心した。しかし結局聞けずにバイト最後の日を迎えた。店に入るまでは決心してるがいざ店に入って、りさと面と向かうとどうしても怖くて聞くことができなかった。
わたる『あー、なんで聞けないんだろう。』
そんなことを考えながら店にあとにしようと会計をしようとしたところ、りさに呼び止められた。
りさ『わたるくん、前も言ったと思うけどアタシ今日でバイトやめるの。それで送ってもらったときのお礼してなかったから、もしヒマでアタシのバイト終わるの待っててもらえるんだったらご飯でも食べにいかない?もちろんオゴるからさ!』
りさの突然の誘いに困惑して頭が真っ白になった。まさか、りさから誘ってきてくれるとは思わなかったからだ。わたるは我に返って『いいよ!』そう答えた。リサ『じゃあ10時半くらいに店の前待ち合わせでいいかな?』
わたる『うん、わかったよ!』
リサ『待たせてごめんね』
わたる『全然大丈夫だよ』
リサ『ありがと☆じゃあまたあとでね!』
わたる『はいよ!』
そういってリサは仕事に戻った。わたるは店から出て近くのコンビニで時間を潰すことにしたが雑誌を読んでいるとついつい顔がニヤけてしまう。ガラスに映る自分の顔を見ると本当に幸せそうな顔をしていた。これからリサとご飯を食べに行くのを想像してるだけで楽しくて早くバイト終わらないかなと時計を何度も何度も確認していた。まるで遠足を楽しみにしている小学生のようだった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ダッキング 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ