夕暮れ近くに、ふっと目がさめた
近所の子供達の声と蜩の音
何故か急に虚しくなった
そろそろバイトの時間
急いで支度する
「いらっしゃいませ」
いつもの用に接客する
しばらくするとカップルが入ってきた
何処かで見た顔
元カノだ?
何食わぬ顔で元カノに接客する
「いらっしゃいませ……
いっしょに、おでんでも
いかがですか。」
元カノ「えっ………?」
「すみません 夏におでんなんて ないですよね………」
元カノ「あんた変わってないね、元気そうでよかったよ。 じゃあね」
あの時のなんで気づかなかったのだろう……………
今更遅い…………
棺桶に入った君は綺麗だった
夕暮れまじか
近所の子供達の声と蜩の音