俺の名前は、「ケンゴ」
2年前、両目が見えなくなりました。それまでの俺は彼女もいたし、仕事も順調で幸せな生活を送ってました。
しかし、突然暗やみの世界に…
仕事も、やさしかった彼女も俺の所を去り、暗やみの中で毎日泣いていました。
楽しみは、深夜に放送されるラジオでした。特に好きなのが「長峰 マリ」の番組でした。内容はリクエスト曲が流れたり、ハガキを読んだり、普通の番組なんだけど。
番組の最後にあるコーナー『マリの一番』
マリちゃんが気になってる事、好きな言葉で番組が終わるのだが、そのコーナーが大好きだった。
ある日の放送で流れた言葉。
『見えない君が一番好き』
ある日友人から電話があった。
「ケンゴ。お前マリちゃんのファンだったよなぁ。逢いたいか?」
「えっ!」
あまりに突然すぎることで言葉が出なかった。
「逢いたくねぇのかよ」
「いきなりで驚いたんだよ。逢えるなら逢いたいよ」
3日後マリちゃんに逢える事になりました。