借 3

 2008-08-23投稿
閲覧数[609] 良い投票[0] 悪い投票[0]


「えっと、よく分からないんだ。君は何でここに?」

「…松下淳一様が連れてきたでしよ?よろしくでしィ。」

「…やっぱりか。あ、ところで名前は?」

「え?名前はないでしィ、必要ないでしもんね?」


うわ…悪い事聞いちゃったな…。
この子は小さい頃に捨てられたのか…。

辛い事ばかりだったんじゃないか?
なのにこんな小さな体でたった一人で生きて来た。
胸が痛くなる…。


「光…光ちゃんは!?君の名前。明るい君にピッタリだと…あ、単純過ぎてダメか。」

「光…でしか?えへへ、光!光ィ!!」

名前を貰った光は、嬉しそうにベットの上を跳ね回った。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 反 」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ