結衣と出会ったその日から、僕の毎日は変わっていったんだ‥。
｢葵くん!!おはよ。｣
朝、目が覚めると‥いや、あの日からずっと僕のまわりには結衣がいる。結衣は高二で、僕と同じ平岡高校に通っている。結衣が転校してきた日は、学校中の男子が２年７組に集まっていたと思う。そう‥、僕と結衣は同じクラスだ。おまけに一緒に住んでいる‥なんて事がバレたときには、おそらく生きて帰れないだろうな。いや、絶対にバレたら駄目だ。学校中の男子にいじめられる‥!?そんなもんじゃ絶対に済まないだろう。
｢葵くん!!一緒に帰ろう!｣
そして空気が読めない奴が１人。もちろん結衣だ。
｢学校で話しかけるなって言っただろ!!｣
｢なんで‥?何も悪いことしてないよ!?｣
結衣はそんな奴だ。相変わらず‥何て言うか、、変わってるって言うか、まぁ‥未だに僕には分からない。何を考えてるのかなんて分かる訳もない。
｢ただいま‥。｣
って言っても、この時間は親父も母親も仕事で家には居ない。しかし、結衣が初めて家に入ってきた時??いやいや、不法侵入してきた日の親父と母親には驚いた。あっけなく許しちゃうんだから‥。結衣がこの家で生活することを‥。
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