8月28日の夏の終わり、私たちは再会した。
浅野菜緒18歳短大生、明日19歳の誕生日だ。菜緒はバイトの帰り道、高校時代のクラスメイトだった河合淕の姿を見かける。
「りく!久しぶり!」
「お!久しぶりだな。ごめん仕事あるからまたな」
彼は高校時代まあまあの成績で希望していた大学にも合格した。しかし今、彼はホストをやっていた。黒のスーツ姿、髪も少し染めて、以前の彼とは想像つかないほどだった。
私はこっそり彼の後を追うと、《ReneaS》というホストクラブに入っていった。
私の親友、岩井絵美里と彼は高校2年の一年間つき合っていた。
絵美里の携帯に電話をした「りくがさあー」
「えー!でも今は彼でもないし・・」
今、絵美里は大学の先輩とLoveLOVE真っ只中なのだ。 私は、バイト先の一つ歳上の磯田健吾に告られたが、あと一歩がふみだせない今日このごろだった。
心のどこかにずっと忘れられないまま。
(りくが好き) 絵美里と別れた後、りくは私に、
「俺、菜緒が好きだった、やっぱ忘れられないよ」
「うれしいけど、今は友達のままでいたい」そう答えはずだった。でもそれから、りくを男として意識しはじめ、いつしか好きになっていた。
それから2年が過ぎようとしていた。
りくとの2年ぶりの再会。
これが私たちの恋愛の始まり、そして哀しい日々の始まりだった。