真夏の日差しが強い日に少しでも涼しい場所を探すように
そうやっていつも楽な道を選んで生きて来た
なのにどうして私は辛い道に立っているのだろう
貴方ならすぐに私を忘れる
私の事なんてすぐに諦められる
だって貴方は私を失っても独りではない
私は独り
貴方を失えばやり場のない想いに苦しめられる
普通の恋がしたい
私だけを見てくれて私だけを愛してくれる
そんな人に恋をしたい
孤独を感じさせない愛が欲しい
誰といても孤独を感じる
自分で決めた事なのに
貴方と正面から向き合えないのはやっぱり嫌
何度も携帯を手に取った
貴方のアドレスを呼び出し何度も諦めた
まだ貴方が大好き
眠る前
喉の奥で貴方の名前を何度も呼んだ
声に出てしまいそうで必死に飲み込んで溜め息に変わる
もう限界
理性が乱れる
深呼吸を一つ
再び貴方のアドレスを呼び出し震える親指でボタンを押した
理性は完全に崩れた
孤独に耐え切れず
貴方に助けを求めるようにメールを打った
相変わらず私は馬鹿だ
それともただの寂しがり屋なのだろうか