BEAT REVOLUTION!!(4)

SKY  2008-08-25投稿
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目を覚ますとそこは雪国でもなんでもなく自分の部屋だった。

「いたた」

まだ痛みは完全に引いていないようだ。

「外、真っ暗だな。そして・・・。」

俺を看病してくれたのだろう聖がベッドに突っ伏して寝ていた。

「ありがとな聖」

そう言って寝ている妹の頭を撫でた。

「寝るか」

再び意識が暗闇に飲み込まれていった。




〜椎名 聖side〜

朝の休み時間、孝一さんに呼ばれて急いで寮に戻った。話しをきいた時は本当に驚いた。

寮の兄さんの部屋に行くと見知らぬ生徒の姿があった。

「どなたですか?」

私は言った。

「あっ、私、椎名さんに助けていただいた宇佐美 湊っていいます」

なるほど、兄さんはこの人を助けたのか。

「分かりました。後は私がみるので。ありがとうごいました」

「いっいえ、こちらこそ助けていただいてありがとうごいました」

彼女は騒々しく部屋を出ていった。

「まったく。世話のやける兄です」

しかし私はこんな兄が好きだ。見を張って他人を助けようとする兄を持てて幸せだった。

「私が側にいますから安心して寝ていてください」



〜椎名 聖side〜【END】



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