着いた場所は港。
たった15人しかいない女だけの集会にあたしはたどり着いた。
『無駄に人数は増やさないようにしてるんだ。』
聞くまでもなく
レイが言う。
『みんな!えりって言うんだ今日から仲間だよ!よろしくしたってやれ!!』
えりは総長だったらしく
みんな笑顔で迎えてくれた。
中にはあたしと同じ待遇をうけた人もいれば
もっとひどい仕打ちをうけた人もいる。
でも
あたしみたいに母を殺した人はいなかった。
『大丈夫だょえり。』
『レイ…？』
『今日ニュースであんたの母親の事でてきた？』
あっ…そういえば…
『そう簡単に人間は死ねないょ…だから腐った人間が山程いるんだ…。』
レイはあたしを真っ直ぐに見て言った。
良かった…母は死んでいなかった…。
あたしはチームのみんなと仲良くなり
携番を交換する。
16人目の仲間。
あたしは一人じゃない。
続。
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