さて、寝よう。
ん?
何だ?
体が熱いぞ?
うぁ!
溶けそうだ!
うわぁぁぁぁ!
俺は眠ると言うより、気を失うに近い形で眠った。
夢の中・・・
ここはどこだ?
ん?
声がする。
「貴様に一週間だけ私の力を与えよう。その力を善に使うか悪に使うかは貴様次第だ。」
「フザケんな!ここはどこだ!」
「黙れ、私は貴様に喋る権利を与えていない。」
その瞬間、俺は喋ることが出来なくなった。
「私の力を与えよう。」
その瞬間暗闇と俺の体を一閃の光が貫いた。
何だろう、体が暖かい。
俺の体を光が駆けめぐる。
その時俺は目が覚めた。
何だったんだろう。
あの夢の中の会話は何だったんだろう?
もうこんな時間か。
学校に行こう。
あれ?お婆ちゃんがいる。重そうな荷物がある。
助けてあげようかな。
でも時間がない。
この時俺の中で善意が働いた。