時と空の唄2-2

花神 ミライ  2008-08-27投稿
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港町キジルを出発しオーウェンの町を目指し始めてか2日がたった。
三人の目指すオーウェンの町はキジルの西にある町で人口もそこそこの普通の町だ。
「ラウフ〜オーウェンのリタってどんな人なんだ?」三種の神器についての情報収集のためオーウェンの情報屋リタを訪ねるのだ。
どんな人かと思いランスォールはラウフに尋ねてみた。
「一言で言うとだなー」
「一言で言うと…?」
銀髪の少女(実年齢は少女の域を越えると思われるが)、シーラも聞いてきた。
「変な奴だ。」
「…は?」
ランスォールからすればラウフも十分変な奴だった。「いやぁさ、情報の対価に何を要求すると思う?あいつ、サボテンが欲しいとか言うんだぜ!?」

…サボテン?

「防犯用なんだと。あいつの家なんか既に危ない植物園だしな。」
話を聞く限り確かに変わった人のようだ。
ランスォールの気は少し重くなった。
「まぁ、でも悪い奴じゃないし情報は信頼出来る。」ランスォールは溜め息混じりに答えた。
「そうだといいな。」



三人がオーウェンに着いたのはその日の夕方、月も昇り始めた頃だった。
なのでリタを訪ねるのは明日にして三人は一番安い宿で久しぶりのベッドと温かい食事を得た。



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