『くそったれ!』
全てのパンチを避けてから、石を相手の腹に当てて気を逸らした。
その隙に手をバリカンにし、ワックスで固められた毛や、ロン毛をスキンヘッドにしてあげた。
サッパリさせてやったんだ。
感謝しろよ。
弱ったところで、手を鉄パイプにして、スネを打った。
コレで歩けないだろう。
トドメに世界一痛い鼻フックで投げ飛ばした。
これで足を洗うだろう。
仏心で、救急車に連絡して、その場を去った。
とうとうやることが無くなった。それも完璧に。
疑問も解決した。子供の頃の夢も見た。
この世界は嫌いじゃない。
だから、破壊するわけにはいかない。
親も悲しむ。
ふつうに過ごすことにした。
だらけて、黒崎の家にいって雑談を楽しみ、一日を過ごした。
そして、とうとう7日目の夢の中に入った。