真咲が、官邸で電話をしている時はキャッチを使かわず、交換手は電話の相手に折り返す様に案内する。
でも、龍吾はそれを分かっていて、真咲の電話の相手が誰かと問い質す。
交換手は、例え相手が総理大臣であっても、夫であっても電話の相手はプライバシー保護と秘密厳守の為、教えられないのだ。
真咲は、『あなたの妻なのだから安心して』と言うのだが、龍吾はそれでも真咲と離れてる時は電話をしてくる。
「で、誰と電話してたんだ?」龍吾は、《バイシウム、ロドリックによる被害、感染状況》と書かれた文字を見ながら言った。