Ageha〜?〜

あげは  2008-08-28投稿
閲覧数[504] 良い投票[0] 悪い投票[0]


――2009/8/31/――

あたしはひどく暑い中バスを待っていた。

「去年は涼しかった頃なのに今年は異常ね…」

隣にいた【ゆーた】に話かけた。
「確かに、秋はいつになったら来るんだか。」

ゆーたはあたしの恋人、もう付き合って4ヶ月になるかな。
でもあたしなんで好きになったんだろ?格好いいわけでもないし、ぜんぜん普通の男なのに。

向こうはあたしをどう思ってるんだろう。

20分ほどしてやっとバスが停まった。

「じゃ俺帰るで、また―!!」

あたしがバスに乗ろうとした瞬間、突然腕を引っ張り思わず倒れそうになった。

「―ちょっ…なにする…」
言葉を遮るように彼は叫び走り出した。
「いいから来い!」
彼の顔はいつになく真剣で少し身体は震えているようにも見えた。

あたしは、引っ張られるまま走りバスから遠ざかっていった。

そして、とある神社の境内にてやっととまり、崩れるようにへたりこんだ。
「見たか…めい、さい…」
あたしは息を整えながらきいた。
「何の話…?」
彼は少し間をおき、落ち着いたのをはかってから答えた。
「バスの中、銃を持った迷彩柄の服きた人だらけだった。」

「迷彩??ファッションじゃないの?」

「そんな雰囲気じゃないよ。本当に、ただ怖かったんだ。」

ミリタリーオタクのオフ会でにも出くわしたんだろうか?あたしは気付かなかったけど…


結局家までは、彼が自転車で送って行く事になった。

しかし、帰り道に奇妙な事に気付いた。
車が走っていない…それどころか人すら歩いていないのだ。

まだ昼間の2時だと言うのに空は赤く街もそれによって染められていった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 あげは 」さんの小説

もっと見る

アドベンチャーの新着小説

もっと見る

[PR]
コンタクトのケアが変わる
洗浄1つで視界良好


▲ページトップ