翌日、午後1時。三鷹実業は西条の体育館に来ていた「やっぱ緊張するな〜」
修司は身を震わせていた。「やるしかねぇ。オレらの実力を試すんだ。」大和は気合いを入れた。
「行きましょう。」翔人が言い、手書きの名前と番号の書かれたシャツを着た5人が現れた。
体育館は三鷹実業を見れると聞いて、体育館一杯の客がいた。
「久しぶりやな。神崎。」「高木・・・」
大和が驚きの表情を見せる「まぁ、せいぜい頑張れや」高木は笑って戻る。
三鷹の監督・植村英介は三鷹メンバーを集める。
「西条には死んでも勝て!分かってるな!」
全員が勢いよく返事をする。西条も中宮と美咲のいるベンチで大和が気合いを入れる。
「絶対勝つぞ!!」
三鷹と西条の5人がコート中央に並び、翔人と雷斗がサークル内に入る。
「ん?君か。悪いけどオレ、ジャンプボール負けたことないよ。」
審判がボールを高く放った。雷斗より遥か高くで翔人はボールを弾いた。
「なっ・・負けた。」
雷斗の表情を見て、翔人は少しだけ笑った。試合の幕はたった今上がったのだ。