撮影が終わって、浩輔に呼び出された。
(ま、まさか‥こ告白!?)
優美はドキドキしながら、浩輔の元に向かった。
「優美ちゃん、お疲れさま」
「お疲れさま。話って何?」
「うん…友達になって」
「優美たち友達でしょ?もう、友達になってるよ」
「だから、その…そう言う事じゃなくて‥」
「じゃどういう意味?茎田くん話が全然みえないんだけど‥」
「俺が言いたいのは、メールしたいなぁって思ってて…」
「いいけど…」
「携帯かしてくれる?」
優美は浩輔クンに携帯を渡した。
「はい」
「サンキュー」
アドレスを真剣に入れてる浩輔が愛おしく思った。
「はい、終わったよ。」
「ありがとう。」
近くの店に寄って、夜ご飯を買いに行った。会計を済ませて帰った。
さっそくカレーを作った。優美は隠し味を入れる。リンゴを入れることによってよりおいしくなる。さっそく出来たてのカレーを、食べる事になった。
「いただきま〜す」
自分なりに上手だった。
お風呂からあがるとベットに入り、浩輔クンの事を考えていた。
(何でメール交換しないって言ったんだろう?しかも、来ない‥)
考えている内に寝てしまった。
この日は結局メールが来なかった。