今、俺の会社がある土地を所有している。
地元に高い丘だ。その丘からは街が一望できる。
その丘にマンションを建てようとしてる社員がいる。俺は反対なんだ。
なぜってったら、思い出がつまった丘なんだょな。
今日もこれから会議だ。
って秘書はどこだ?
本当に役にたたねぇゃ。
『ごめーん。さとる』
って社長の俺を呼び捨てですか(笑)
なにはともあれ、会議が始まった。
『例の丘のマンション建設だが、俺は許可せんぞ。利益だけが生きがいじゃないしな。』
そぉぃぅと、ブーイングの嵐。
すると、みほが
『私の思い出なんです。あんなとこ他にはないんだから!』と叫んで会議室を飛び出した。
俺はすぐ追い掛けた。
屋上に駆け上がってみると、みほは泣いていた。
『みほ、少し俺に付き合ってくれ。仕事は終わりでよ。』
と言って俺はガレージに向かった。