千咲と斎藤の攻めによって、三鷹はあっという間に、12‐24とダブルスコアに離した。
「くそっ。インサイドにはあのでけぇ奴がいるし、むやみに打てば速攻に行かれる。どうしたら・・」
大和が心の中で考えていた。修司のシュートはまたしてもリングに弾かれる。斎藤がリバウンドに飛んだ瞬間、翔人がボールを捕る。「な、マジかよ!?」
斎藤は驚く。翔人は優哉にパスしシュートを決める。「翔人。お前がいるのを忘れてたぜ。」大和が笑う。再び三鷹の攻めになる。高木は変わらず斎藤へパスを出す。
「ダメだ。こいつ強ぇ。」蓮悟がよろめき斎藤がゴールへ向かうが、翔人はそのシュートをブロックした。「なっ、何だと・・」
翔人は大和へパスを出し、大和はレイアップを決める「オレがブロックされただと?あんな奴に・・」
斎藤は驚きを隠せない。
「あの少年、いい動きをしている・・まずいな。」
と、植村は感じた。翔人は大和達に言う。
「さぁ、反撃しましょう」翔人の勝ちたい思いは、西条メンバーを奮い立たせていた。