マイナス×マイナス 5

輪廻  2008-09-03投稿
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そして話題はヨージのダンスサークルの問題になった。

「メンバーが足りないかー…でもアテはあるの?」

地元の中規模大会にエントリーしたいが、人数が足りなかった。高校生限定なので、メンバー集めは難しかった。

「全然ダメです。ミホさんくらい踊れる人がいたら…。」

「ありがとう。そっかぁ、大変なんだね。」

人から久し振りに誉められ、実穂は笑顔を隠しきれなかった。

「ミホさん帰らなくて大丈夫ですか?良かったら送っていきましょうか。」

「え?うん…。」

実穂は急に寂しい気分になった。
――ダンスのこと誰かと話したりしたのいつ以来だろ…。――

思ったとたん、現在の自分の問題が恐ろしいものに思えてきた。

当時のダンス仲間は元気なのだろうか。
まだ続けているのだろうか。
それともまったく違う世界で今も元気にしているだろうか。

実穂は溢れた感情を抑えることが出来ず、泣き出してしまった。

「ミホさん…。」

ヨージが背中を軽く叩いてくれるのを感じた。

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