マイナス×マイナス 11

輪廻  2008-09-03投稿
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「朝陽だ……。」

「日当たりだけは、こだわったから。」

笑いながら朝陽を見つめる二人には、出会った頃にお互いに持っていた孤独は感じられなかった。

「実穂、死ぬな。」

「うん……ごめんなさい。」

「誰のためにも死ぬな。生きてて、俺のために生きててくれよ。」

「ヨージは、私のために生きてて、お願い。」

「生きるよ。実穂のためならずっと生きてる。」

二人はキスを交わした。
お互いに誓うために。



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