虹かけ晴れる日の前に 5

神様の親戚  2008-09-05投稿
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(明香ちゃんって…さっきは少し明日香と重なったけど、よく見たら全然可愛さの部類ちげぇな…)


健太「翔!しっかり決めろよ!!」

翔「え?」

どん!

健太「馬鹿!」

翔「うるせぇ!」




俺はふと明香ちゃんを見た。


(…笑ってる?)



遠くでよくわかんなかったけど、
俺のミスで初めて明香ちゃんの笑顔を見た…






明日香『おい!何やってんの!下手くそぉ!!』








(え?明日香?…な訳ねぇか…)












こんな時はいつも
少しムカッとする口調の明日香の声が、


グラウンド中に響くのに…っと思いながら



俺は少しの間、下を向いた。







練習終了後







前田先輩「お疲れ様!これから翔君の歓迎会やるから皆いつものとこ集合ね!!」




翔「いつものとこ?」


健太「ああ。うちのサークルがいつも使ってる居酒屋の事だよ。」


翔「へぇ〜」







夜7時半 居酒屋



ほとんどのメンバーが俺の歓迎会に来てくれた。



前田先輩「え〜じゃあ…乾杯!!!」


思った以上に皆騒いでる。


翔「なぁ健太、いつもこんな感じ?」

健太「うん、てか大体飲みの方が練習より多いから!ワラ」

翔「へぇ〜てかマネージャーは?」

健太「あれ?おせぇな…ちょっと連絡してくるわ!」

翔「おう!」


〜10分後〜


前田先輩「翔君!飲んでる?」

翔「あ、はい!」

前田先輩「僕ここのキャプテンだから覚えといてね!!」

翔「あ、はい…」
(もう酔ってるな…)

前田先輩「まぁ、あんまうちのサークルルールとかないけど一応一つだけ…マネの明香ちゃんは大切に!!うちの宝だから!」

翔「あ、はい…」
(てか…健太遅ぇな…)



健太「おい!翔!」

翔「遅いわ!お前。」

健太「わりっ!ちょっと付き合って!」

翔「は?」



俺は健太に言われるがまま、


店を出た。


つづく



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