ゼィハァゼィハァ・・
まさおは全力で走って
鬼がいる場所よリ離れた所の
草原にもぐりこんだ
「まさお君…」
声のした方を見ると玲がいた
「あ…玲ちゃん★
玲ちゃんもここに隠れてるの?」
「うん!一緒に隠れよう」
そう言って玲は
まさおを引っ張った
「まさお君ー鬼こないね」
「こないねー…
僕様子みてくる」
「え?あたしもいこうか?」
「いいのいいのー」
まさおはそう言うと
走って鬼の数え場所が
見える所までいった
(いないなぁ…)
見渡しても鬼はいなかった
(そろそろ戻ろうかな)
「きゃああああああ」
………………!!!
玲の叫び声がした
「玲ちゃーん!!」
まさおは走った
玲はいなかった
すると真上から声がした
「まさお…く…ん」
上を見ると玲が浮いていた
玲の首には髪の毛が
巻きついていた
その髪の毛をたどると
女がまさおを見下ろしていた
まさおは精一杯ジャンプした
手をのばせる限りのばした
「玲ちゃん!助けるからね」
「まさ…おく…」
玲は力尽きたみたいだった
「うわあああああああ!!」
まさおは走って家に帰り
お母さんに事情を話
救急車をよんでもらった
救急車が着いた時
その場所には
3人の服だけが残されていた…