?秋?その壱
夏も終わり、今日から2学期に入る。
いつも道り桜並木道を歩く。
あの娘はいるはずも無いのに捜してしまう自分がいる。
学校に着くと男臭いやつらが、いっぱいいる。
やっぱりかっと思い、窓側の席にすわり外を眺める。
あの桜並木道での出来事が無かったように木々たちは風に揺られている。
虎氏がきた。
『虎氏』
おはよう、りゅう
『りゅう』
おはよう。
『虎氏』
りゅう、あれから、麗桜ちゃんと連絡したの?
『りゅう』
してないよ・・・
『虎氏』
なんで・・・?
『りゅう』
しようと、おもったけど、なかなか出来なくて・・・
『虎氏』
そっか。
僕はまた外を眺めたまま、あの娘の事を思い出す。
式がおわり、先生がきた。
『先生』
2学期にはいり夏バテぎみのやつも居るだろけどほどほどに、がんばれ。
後、2学期には合宿があるから、お楽しみに!
場所は上高地です。
じゃあおわり。
『りゅう』
合宿かー自然をみたらあの娘の事をわすれられるかな。
そして、数日がたち、合宿の日だ。
バスに乗り上高地まで行く。
上高地に着くと、早速山登りがある。
みんな一斉に歩いていくが何か僕だけ送れてる。
周りを見渡すと誰も居ない。
『りゅう』
ヤバいまよった。
あっそう言えば、方位磁石 があった。
でも、壊れてるみたいだ。
仕方なく歩いているともう1人迷っている子がいる。
近ずいてみると、ビックリだ、麗桜さんだった・・・