君への想い〜強がり〜

ふく  2008-09-07投稿
閲覧数[155] 良い投票[0] 悪い投票[0]

男なのに何でこんなに弱いのだろう
良く分からないけれど君になら弱みを見せても構わない

『寂しくないの?』
僕の問いかけに満足の行く返事は返さない
本音かどうかは君にしか分からないけれど明らかな君の強がり
甘えた台詞なんか言わない
さばさばとした口調と強気な発言
君の『大丈夫です』を何度聞いただろうか
その度に迷いが頭をかすめる
君を手放せば君は自由になれる
こんな僕よりもリスクの少ない人と恋をしたいだろう
君なら素敵な恋ができるだろう
だけど簡単に捨てられる想いではない事は分かっている

帰る前に声を聞きたくて電話をした
『今から帰るから連絡取れないから。また明日』
短い沈黙の後に溜め息混じりの笑い
『気をつけて』と細々とした声
不意に君の弱さを見た
急に泣きたくなる
気が強くて少し冷たい君が好き
いつも感じさせない弱さを感じた
僕が知らない所で独り泣いているような気がした

『ごめんね』
それ以外の返す言葉が見付からない

本当は誰よりも寂しがり屋で弱い女の子
君からの『寂しい』を聞きたがっていたはずなのに気持ちを知ってしまうと胸が張り裂けそうになる

愛おしい
出来るなら君の側まで飛んで行き
君のその小さな身体を強く抱きしめてあげたい

君が安心してくれるなら
いつまでも離したくない

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ふく 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ