春トキドキ夏トコロニヨリ秋ノチ冬・3

リア  2008-09-08投稿
閲覧数[200] 良い投票[0] 悪い投票[0]

?夏?

あの花火大会から数日がたち、今日はバイトもなく、桜並木道で1人たたずむ。

あの花火大会から、麗桜さんの事が頭から離れない。

恋をすると、こんなに苦しいものなのかと、実感する。

しばらくすると向こうから誰か歩いてくる。

近ずいてきた時ふと見ると、虎氏と麗桜さんだ。

『りゅう』
虎氏 なにしてんの?

『虎氏』
デート。

『りゅう』
なんで・・・?

『虎氏』
嘘だよ、麗桜さんがお前の事捜していたから。

『りゅう』
そうなんだ・・・僕はほっとした。

『虎氏』
じゃあ俺行くわ。
麗桜さんまたね!

そう言って虎氏は去っていく。

『りゅう』
麗桜さんどうしたんですか?

『麗桜』
うん・・・
私明日帰るから、最後にりゅう君にお礼だけ言おうとおもって。

『りゅう』
そうなんだ・・・帰ってしまうんですか。

『麗桜』
りゅう君に初めて逢ったのも此処だったね。
私あの時どうかしてて、ごめんね。
りゅう君の一番好きな場所荒らしちゃって。
虎氏君が言ってたよ、りゅうに逢いたかったら家か桜並木道だって!
あいつ桜好きだからって!

『りゅう』
麗桜さんあの時泣いてましたよね?
何かあったんですか?

『麗桜』
あの時は・・・
失恋したの。

これ以上何もきけなかった。

『りゅう』
麗桜さん明日何時に帰るんですか?

『麗桜』
皆に挨拶してからだからお昼ぐらいかな。

『りゅう』
僕送ります、送らせて下さい。

『麗桜』
うん・・・ありがとね・・・

つぎの日

僕は昨日の夜は一睡もできなかった。
麗桜さんに手紙を書いていたからだ。
気持ちだけつたえたかったからだ。

お昼になり、自転車で駅に向かう。

駅に近ずくにつれて、ドキドキしてきた。
更にちかずくと、駅の方から親方たちが来る。

『親方』
りゅう速く行かないと、電車でちまうぞ!

僕は自転車を乗り捨て走る。

駅のホームに着くと、電車はもういない。

僕は暫くの間ホームで座り込み何もできなかった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 リア 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ