だけど
私たちには様々な困難があった。
私はその困難さえもキミとなら乗り越えられると信じていた。
しかしそれが出来なかった。
私たちは出会ってはいけなかったのかな。
私たちは
一緒にいてはいけなかった。
普通の恋人同士のようには付き合うことは決して許されなかった。
常にお互いの気持ちに嘘をつかなければならなかった。
とにかく誰一人にも祝福されることのなかった。
そして誰もが軽蔑するようなものだった。
そんな中でキミと私の考え方にも酷くすれ違いが生じてしまい、それがどんどん進化していってしまった。
気づいたらもう二度とあの頃の純粋な気持ちには戻れないくらいになっていた。
だからとても苦しくて仕方がなかったの。
私、辛くて、毎日泣いてばかりいたよ。
でも、キミと私はすでにイコールの関係ではなくなっていたね。