僕はいたたまれなくて、逃げ出そうとした。
悠紀様、お待ち下さい!
直さんは、僕の腕を掴んで書斎の中に引きずり込んだ。
離してよ!サイテーだよ二人共僕は泣きそうになりながら叫んだ!。
違います。悠紀様、違います!暴れる僕を直さんが強く抱きしめる。
耳元で、直さんが囁いた‥私が愛しているのは、悠紀様だけです。貴方以外誰も愛していません。
始めて貴方に出会った日から、ずっとお慕いしていました。
嘘では無いと、直さんは瞬きもせずに僕を見つめる。貴方だけです。と何度も繰り返した。
ホントに、直さん!嘘じゃないよね。