廣馬『よぅ大丈夫か…?』アパートの玄関を開け、廣馬が鈴木の家(部屋)に入ってきた。
鈴木『…あぁ、でも鬼三匹に俺一人は骨が折れるよ』
鈴木の部屋は生活感がない、鈴木が今寝ているのはまるで病院のベッドの様だ。や、病院のベッドを拾ってきたのかも知れない…
廣馬『精鋭隊になったんだら仕方ないだろ?』
鈴木『俺はお前と狩りをしていた時が懐かしいよ…』
廣馬はやれやれと言った顔を浮かべモッズスーツの内ポケットからA3の紙を取り出した。
鈴木『また狩りの命令だろ?』
廣馬『あぁ。だが今回は鬼じゃない』
鈴木『ナイトオォーカーか…最近増えたよな…』
廣馬『あれだけ増えた鬼を今や4分の1以下にまで減少したのも蝙のおかげって話しだしな、』
鈴木『減ったものもあれば増えたものもありか…』
廣馬『俺達の仲間も減ったもんなぁ…敵の敵は味方ではない』
二人ともが下を向き、沈黙する。
鈴木『…今度の蝙の巣はどこなんだ?』
廣馬『今回のは巣じゃはなくヤンキーの様だ…夜の徘徊者』
鈴木『…それがナイトオォーカー。いつ狩りに行くんだ?』
廣馬『一週間以内だそうだ。じゃなきゃ他に仕事を任すと』
鈴木『…わかった。まだ休めるな笑。久々に飲みにでも行こうぜ』
鈴木はモッズスーツを着て廣馬とアパートを後にした。