エンブレム〜序章〜?―?

S・U  2008-09-10投稿
閲覧数[455] 良い投票[0] 悪い投票[0]

よし、オッケー。
さて、我が愛すべき妹が作った愛すべき朝食を食べに行くとするか。
俺は洗面所を離れて麻衣の居るダイニングの扉を開けた。
「あ、お兄ちゃんおはよーう」
扉を開けた瞬間、子供らしい透き通ったソプラノ声が俺を出迎えてくれた。
「ああ、おはよう麻衣」
先刻、会話したというのに律儀に挨拶するというのは我が妹ながらホント感心するに値するよなー。
「まあ、時間も時間だからちょっと遅よーって感じもするけどねー」
「…」
…一言多いよ。

この子の名前は宮野麻衣。
歳は俺より二つ下の十三歳。
早寝早起きを自らのコンセプトとしていて何時も俺の世話を甲斐甲斐しく焼いてくれる俺にとってとても有難い存在だ。
因みに、俺と同じ名字を使っているが俺とこの子に血縁上の繋がりはない。
まあ、詳しい事情はまた後日にでも…。
「はい、お兄ちゃんの好きな麦ご飯とお味噌汁だよ。」
「おお、サンキュー。じゃ、頂きます」
「召し上がれー、で頂きまーす」
…ああ、やっぱ麦飯って旨いよなー。
さらにこの味噌汁が絶妙に麦飯とマッチしてるのがさらにいい!
これでさらに麦茶が有ったらもう、ホント言う事無しだよなー。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 S・U 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ