TELL A LIE

MIKKO  2008-09-15投稿
閲覧数[368] 良い投票[0] 悪い投票[0]



僕が唯一人に誇れること



それは嘘をつかないこと



というより、ただ下手なだけ






そんな僕が今日


嘘を、ついた



人生で最初で最後の嘘だ




僕はただ守りたかった


君の人生を
君の未来を


君の笑顔を



正直に生きることが自慢だった僕が

寝る間も惜しんで考えた


この方法が一番だったんだ


馬鹿な僕が出した最後の結論



きっと今だけ

悲しいのは今だけ


時が経てば君はきっと大切な人と手を繋いで、笑っていける



僕では無理だから


もうすぐ進めなくなる僕では無理だから


だから



僕の下手な嘘に、騙されて


背中を向けてほしい





嫌いな嘘も君のためなら悪くない


僕がしてやれる最後のこと




だから、笑ってほしい






なのに何故だろう





何で僕は






泣いてる君の






腕の中にいるのだろう

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 MIKKO 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ