あなたの花びらが散ったのは桜咲き誇る美しい季節でした。 心に余裕の無い私はただ必死にあなたの花びらを拾い集め続けました。それでも風に揺られ、遠くへ飛んでゆきます。そして地へ着くのです。 もう少し…あともう少しだけあなたを母と呼ばせて下さい。 満月の夜はあなたを思い出します。今にも落ちてきそうに熟れた笑顔のように。 あなたに誉められると全てを受け入れられる。 まっすぐのびた太い道を歩めるよう遠くから祈ります。 そしてあなたの固い決意、継がせて下さい。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用