ダルが急いで爆弾を見ると
【00:04:15】
と、パネルがあり後はみんなカバーで塞がっていて線もボタンもない
「クソッ!どうやって解除するんだよ!?」
ダルは焦るが
「ダル!焦るな。解除のヒントも“出る杭は打たれる”だ。これの何処かにヒントがあるはずだ」
エドは焦っているダルの肩を掴んで落ち着かせる。ダルは、エドの手も震えている事に気付く
(そうだ。焦っているのはエドも同じだ。まだ4分弱もある)
ダルは、そう思い自分を落ち着かせ、入口付近に座り込む。エドは歩きながら考えていた。こうした方が考えやすいらしい
30秒程してエドの足が止る
「何か分かったのか!?」
ダルが嬉しそうな顔をしてエドを見ると
「いいや。けど、最悪のパターンを考えると、今ここにいる人たちだけでも助けないとと思ってね」
エドはそう言うと何かを探し始めた。ダルは、何を探しているのか分からなくエドの行動を見ていた
「あった」
エドが語尾にハートマーク付くんじゃないか?ってくらい語尾を上げて見つけたのは、何と警報器だった!
「まさかお前!!」
ダルの表情が崩れると
「そのま・さ・か」
エドがブリッ子して答えると景気よく警報スイッチを押した。その瞬間タワー全体に警報が鳴り、上から悲鳴が聞えてきた
「気色悪いんじゃ!!じゃなくて、お前何て事を!!?」
一応ブリッ子にもツッコミを入れダルは、エドの襟首掴んで揺さぶって問うと
「だって、僕らが従業員に言うより早くて説得力あるじゃん。それに警報の場所を特定したら俺らが言わなくても爆弾に気付いて警察に連絡してくれそうだし。従業員が連絡するのはルール違反じゃないよ」
エドが冷静に答えると「んな屁理屈を…」と思うダルだが、もう後の祭と悟ったダルはエドを離してまたその場に座り込んで考えようとしゃがみかけた時だった
「あれ?」
ダルは、何かに気付いたようだ
「どうしたの?」
エドがダルの顔をのぞき込んで聞くと
「綺麗すぎる」