初恋-二度目の春-

 2008-09-16投稿
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季節が巡る。たくさんの想いを巡らせながら。

二度目の春。
新しい学校にも慣れはじめたのにクラス替え。
いつの間にか、人と距離を持ちながら付き合う様になっていた私。
自分の全てを話す勇気も受け入れてもらえるかもわからないから…傷つきたくなくて。
つかず離れず。ただ傷つかない代わりにわかちあってももらえなくて。
なんだか私はどんどん人と付き合うのが苦手になっていってた。
でも誰にもそれを悟られたくなくて無理にクラスの輪の中心にいるようにしてたっけ。
そんな時、今までなら彼が気付いてくれていたのに。
私はそんな彼にも偽っていた。だって心配させたくなかった。
私は強いって、負担にはなりたくなかった。
本当は彼に甘えられるかわいい子でいたかったのに。
意地っ張りで不器用な私。
だけど本当はいつもわかって欲しくて、抱き締めてほしかったんだよね。

離れているせいなのか…
私のSOSに気付いたのは、
彼ではなく同じクラスの斎藤亮太だった。
亮太は最後ら同じクラスになったばっかりで、接点もなく関係ないはずなのに言われてしまう。
「お前疲れない?泣いたり笑ったりしろや。」
意表突き、とんでもないこと言い出した。

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