無礼男-ブレイメン-の音楽隊?

こたつ  2008-09-16投稿
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「お前、その顔はまだギター買ってねぇだろ?」
「YES!」
羽鳥は店に入りながら、
「まぁ、明日は俺の貸してやるから早めに買えよ?」
「マジ!?サンキュ!!!ってかお前ギター弾けんの!?」
「お前よりは。」
はいはい。
俺なんかまだ一度も弾いたこと無いですよ〜だ。
「なぁ。俺ってドラム買うの?」
「いや、バチだけでいいんじゃない?ねぇ?」
「あぁ。」
「猫宮はベース持ってんの?」
「うん。2年前に買ってもらった。」
「いーなぁ。俺も早く買って貰おっ。」


「そーいえばさぁ、僕達何弾くの?」
「あっ、まだ考えてない。」メンバー集めで頭いっぱいで何も考えてなかった。
「お〜ぃ。お前リーダーだろ?しっかりしろよ。」
「えっ?俺ってリーダーなの?」
「だって馬場がメンバー集めたんだろ?」
「まぁ、そうだけど。俺でいいの?」
「もちっ!!」
「いいよ。」
「あぁ。」
「じゃ、リーダーやります。っで、どうしよっか。みんなどんなんが好きなの?」
「俺は―――――」


結局話しあった結果ロックバンドってのは決まったけど、好きなバンドがバラバラ。
「仕方ねぇ。つくるか。」
犬井が言った。
「マジでいってんの?」
「やっぱダメ?」
「いや、面白そう!!」
「やってみようよ。」
「あのさ〜盛り上がってるとこ悪いんだけど…」
「何?」
「まずひとつめ、言っておくけどここ店の中。」
客がいないのをいいことに俺達は床に座って約1時間話してた。
特に誰も何も買わないのに…
「一回外出よっか。」
皆外に出て、駅に向かって歩きながら話すことにした。
「んで、ふたつめは、俺達って練習してどうすんの?」
「えっ…なんか大会とか文化祭とかに出るんじゃないの?」
「じゃ、その文化祭はいつだっけ?」
「7月の始めだったよな?」
「馬場と犬井は素人。歌詞も作曲も自分達。文化祭まであと3ヶ月。」
「間に合うのか…??」
「3ヶ月あれば…きっとなんとか…。」
「お前ら覚悟しといた方がいいよ。」
ヤバイ、羽鳥が笑った。
めったに笑わないのに…
絶対キツイね…



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