神様

れい  2008-09-17投稿
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私はずっと、一生の『悲しみの量』と『幸せの量』は同じだと信じてた。

だから、この悲しみの後には必ず幸せが待っていて、流した涙と同じだけ笑えると…。


両親が離婚したのは、私が5才の時。
5才なんて、本当に小さな存在で、どうしてパパとサヨナラなのか?
どうして家を出て行くのか?
両親からは何の説明もないまま…。ただ、『どうして?』と聞いてはいけないのだと!小さな私は思った。

その日の夜は、ママの親戚の家に泊まった。
子供部屋のベットで『どうして泣いてるの?』と、一つ上のいとこが聞いてきた。
5才の私は、ママに淋しい事がバレてはいけないと、『虫歯が痛むの』と答えた…。
小さな私が考えた一生懸命の言い訳…。
きっと、この涙の後には、沢山の幸せが待っているのだと!!信じてた…。



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