再会してから間もなく3ヶ月が経つ11月、私はユミに告白することを決めた。
クリスマス、初めて買ったペアリングをポケットに入れ、買ったばかりの車に乗って、ユミを迎えに行った
今日のデートはタブルデート、俺の後輩の、カズとしおりも一緒だ
この二人こそ私とユミのキューピットで、しおりはユミの妹である。
カズから私の事を聞いてしおりがユミに言ったら、会って話がしたいと思ったらしい。
世間は狭いと言うがその通りだと思った。
今日は水族館ー映画ーレストランの順番で回ることになった。
水族館を出た時に昼食をとるために私たちはファミレス、カズたちはマックに行った。
食事を頼んで待っているとユミが言った。
「ヒロは彼女いないの?」
「いないよ〜」
「じゃぁ、好きな人ぐらいはいるでしょ?」
「いるよ」
「そっかぁ」悲しそうな顔をしながら言った。
「ユミ、結婚を前提に付き合ってくれないか」
そういいながら指輪を渡した。
ユミは泣きそうな顔で「ありがとう」と言った。
それからは手を繋いでデートの続きを楽しんだ。
恋のはじまり