終わりの日「死」

ヒロ  2008-09-19投稿
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ユミのお腹の子供は死んでしまった。

私は混乱した頭で一つの言葉を絞りだし口に出した

「ユミさえ元気でいてくれればまた子供は授かれるから、元気出して」

小さな声でユミが言った「だめなの」

「なにが?」

「私、もう・・・赤ちゃん出来ないんだって」

「そんな・・・うそだ」

ユミが首を振る

「ごめんなさい」

「ヒロ、別れて」

「なんで?」

「子供できないから」

「俺はユミのそばを離れないから、退院したら一緒に市役所行こう」

「良いの?」

「俺はユミを愛してるからな、嫌なのか?」

「ありがとう」

「早くなおせよ」

「うん」

翌日、嫌な夢を見て早くに起きた、ユミの姿が目の前で徐々に消えていく夢。

仕事を休んで病院に行くことにした

病室には誰もいなかった

看護婦さんに聞くと「亡くなりました、屋上から飛び降りたんです」

頭の中が真っ白になった

「ヒロ君」ユミの母がいた「ユミからの手紙」

母がそう言って紙をくれた
いつも優しいヒロへ
最後のわがまま聞いてください。

私を忘れて、今まで愛してくれてありがとう、愛してます

これがユミの終わりの日



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