あれから3日経っても圭吾から連絡はない。
そんなに気になるなら自分から連絡すればいいのにって理沙は言うけど…
「また連絡するって言ったのに…」
私はすっかり携帯を気にする様になっていた。
反面、自分から連絡する勇気はなくて…
「あ〜情けないッ!!」
「じゃぁ、学校終わったらカラオケ行こうよ」
と、理沙が誘ってくれた。
「うん」
もつべきものは親友なんて騒いでいると…
「今度の教育実習の先生マジカッコイイらしいよ」
クラスで騒いでいると…
ガラッ
「起立」
ふと前を見ると入ってきたのは担任の梅沢先生こと梅ちゃんと…
「奏ちゃん、」
理沙が私を見る。
私は呆然。だってそこには
スーツに眼鏡で少し雰囲気の違う圭吾の姿があった。
「短い間ですがよろしくお願いします。」
そう言いながら、圭吾はまっすぐな瞳で私に笑った。
圭吾に後で聞いたら…
資料読んで驚いたけど、教室で再会したらって考えたらメールより私の面白い反応が見れるからってわざと連絡しなかったらしい。
そんなこと知らない私は…嬉しいけど複雑な気持ちでいた。
だって一応、先生と生徒。禁断でしょ!?
だけど理沙は毎日会えるねなんて…呑気だ。
だけど嬉しいの事実。