○×セレモニーホール
懐かしい顔ぶれ。もうあのときから五年もたつのかぁ…
「ひっさしぶり〜!!元気にしてた?羽美!!」
そういって私にとびついてきたのは中学時代の親友“杏”
「あ―!!羽美に杏じゃない?なつかしぃ〜!」
と言ってかけよってきたのは“舞子”みんな大切な中学時代の友達
そう 今日は中学の同窓会なんだ
「みんなけっこ―大人っぽくなったと思わない?」
「杏〜もうみんな20歳だょ-!大人ですから(笑♪」
「わかってますょ〜だ!ねぇ?まいちん?」
「そぅそぅ!」
やっぱりあの時と変わらないな2人とも。なんか嬉しい。ふと耳をかたむけると男子生徒だったやつらが話しをしていた内容が耳に入った。
「かわいそぅだよな〜」
「ぁあ。本当はあいつこれたのにな〜」
「一番かわいそぅなのは“静香”だよ」
「声かけてやるかっ」
「おーいっ!静香〜」
「ぁ久しぶり!何どした?」
「お前大丈夫か?ケイのこと…」
「うん。大丈夫だよ。ケイゎいつまでも静香のこと見守ってくれるもん。ケイは静香を一番愛してくれた。だから静香もケイだけをずっと想いつづけるの」
「そっか… お前って昔から我慢強いよな-」
「へへっありがとう」
「…美っ羽美!」
「えっ?な なに?」
舞子に声をかけられ、ふと我にかえる
「気にしちゃダメだからね!静香の言ってること」
「だいじょーぶ!羽美は平気だから!ねっ?」
「ならいーけど…」
舞子…本当はね…すっごい気にしてるんだ。私、毎日ケイのこと考えてるよ…
もう… いないのにね…