エンブレム〜序章〜?―?

S・U  2008-09-22投稿
閲覧数[334] 良い投票[0] 悪い投票[0]

そんな麻衣の言葉に俺は何か胸に込み上げてくるものを感じた。
…何だろう、俺今すっげー感動してる。
そうか、『大切な人のため』か。
[負うた子に教えられる]という言葉があるが、正にこういう事を指すんだな、きっと。
「有難う麻衣…俺は今素晴らしい事を教えてもらったよ…」
「えっへへ、そんな大したこと言ってないよ」
謙遜してにっこりと笑う麻衣。
「やべー!今、俺の心の中で感動が永続スパイラルしているー!!
…麻衣二等兵!!」
「えっ、あ、はい!何でありますか、慎弥中尉殿!!」
ビシッと敬礼する麻衣。
「この度の功績を讃え貴殿にこれを贈呈したいと思う!遠慮なく受け取ってくれ!」
俺は傍にあったメモ帳と鉛筆を取り、急いで文字を書き麻衣に手渡した。
「…〔麻衣専用命令券〕?…何でありますか、これは?」
「ふっ、その券はな、使用するとその日一日だけお前の言う事を俺がほぼ何でも聞くという絶対服従効果のあるお前の為だけに用意した特別な券なのだ!!」
「なっ!そ、それは本当でありますか!」
「おうとも!中尉の称号に賭けて嘘ではない!」
「…や!やったーー!中尉殿ぉ!誠に感謝するでありますー!!」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 S・U 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
手軽に楽しむ贅沢
WHITE DIAMONDS


▲ページトップ