ジャスミン?

 2008-09-22投稿
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夕暮れの校庭。
そろそろ部活が終わる頃。普段ならとっくに下校しているのに。
私は今、教員控室なんて普段こないとこにいる。
それはさかのぼると…
「相沢、ちょっと」
梅ちゃんから呼び出されるなんて珍しい。
「はぃ、何か?」
「すまないが、隅沢先生に校内を案内してくれ」
「…はぃ」
なんで私?まぁ、いっか。私達の通う親愛学園は幼稚園から大学まである私立。いわゆるお嬢様学校。
初等科から通っている私は案内係としては適任かも。「以上が、中等部と高等部です。どこかわからない点あれば…」
「親切にありがとう。すみませんが、教員控室まで案内してくれませんか。」
「…はぃ」
学校だから?すっかり他人のふり。なんだか寂しい。「こちらが、教員控室です」「ありがとう」
「では、私はこれで」
そう言って出ていこうとした私の腕を圭吾は掴んだ。「なんで…」
「ここって禁煙??」
「知りません」
すると圭吾は私を近くに引き寄せて、耳元でささやく「冷たいな、奏ちゃん」
耳から真っ赤になっていくのがわかった。
「可愛い。まさかここの生徒だとは思わなかったよ」
「私も先生だなんて…」
教員控室の電話がなり我に返る。やばかった!!
完全に世界に入ってたよ。

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