-同窓会終了後-
「羽美ちゃん!!」
そう私を呼んで手をひっぱったのは…-静香だった。
「あ…静香…。久しぶり…」
「元気ないじゃーん。笑ってた方が可愛いよ!」
「そ…かな…?」
すっごい気まづい…私、静香とはやっぱり…
「あのさぁ-」
私の緊張をとくような大きな声で静香は話しはじめた
「ケイのことだけどっやっぱりケイは私を選んでくれたじゃん?だから羽美ちゃんといるよりも私といれて幸せだったんじゃないかなって思う…。私は今でもずっとケイを思っているから…。もちろんケイもそうだけど…だから羽美ちゃんは、そのまま誰かと結婚してケイのことわすれてね。ケイも羽美ちゃんのこと思いだしたくないだろうし…。」
「………静香…」
「?何?」
「…ケイは最後になんて言ったの?」
「静香が一番好きだったよって…凄く嬉しかった…」
「そ…か…」
「じゃ あたしいくね!バイバイ」
そういって笑顔で手を振り帰っていった…
「羽美!」
その後私をよんだのは杏と舞子だった
「羽美…静香はイヤミしか言わないからっだからっ」
そう杏が励ましかけたとき私はもうしゃがんでいた
「羽美…っ」
「…悔しいっ…」
私は涙をこらえて言った
「凄く悔しい…ケイは…ケイは…」
我慢してたけどやっぱり涙が頬をつたった
「羽美…羽美はなんにも悪くないから…」
そう言って私を抱きしめてくれたのは舞子
「……たいっ」
「え?羽美?」
「過去に戻って…ケイに会いたいよっ」
「羽美…」
「今日はもう帰ろう?一度落ち着いた方が良いから…」
そう杏がすすめてくれたので私はとりあえず泣きながら家に帰った…
ケイに会いたい
聞きたいこと、話したいことたくさんあるのに…
やっぱりケイは…静香が一番大切だったのかなぁ…?
教えてょ… ケイ…………!!