薬指の跡 いつの間にか消えていた 私の傷は 少し大人しくなった そう 消えずに 息を潜めているだけ 些細なことで思い出すよ 君のぬくもり 大きな手の平 あの頃の私 子どもだった 空を仰いで 願う 君の記憶に よかった日の私だけ よみがえればと 泣きじゃくった顔 怒った横顔 思い出さないで
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