学校に着くとクラス編成の貼り紙の前に沢山の人垣が出来ていた。
一年に一度のクラス替え、運命の出会いに思いを馳せる奴も少なく無いんじゃなかろうか。
俺たちも淡い期待を抱きつつクラス編成の貼り紙を見る
「な、なんじゃこりゃ…」俺はクラス編成を見て驚愕する、学年の不良が圧縮されたようなクラス、和也も謹慎すら免れているものの色々ゴタゴタは起こして来た、その結果がこれだろう
「文系何か選ぶんじゃ無かった…」
そうぼやきつつ和也は新しいクラスに向かうのだった
ちなみに孝行も同じクラスで心底良かったと思いつつ
長いだけの無駄な話を延々と続く校長の話を適当に聞き流しつつ始業式をやり過ごす、クラスに戻ると担任が…担任が…
「おーっす!HR始めるぞ」明らかに教師じゃない、スーツに金の指輪、金のネックレス、頭は角刈り、コワモテの3年時の担任が姿を現す。
「またかよ…正代」
二回目になる正代先生の担任、熱くて嫌いじゃ無いが何より恐い…一年の時に生徒を殴って謹慎食らった先公だぞ…
「このクラスだから当たり前とも言えるが」
孝行も顔を引きつらせながらぼやく。
そうして二人で同時にため息を着くのだった。