円香「次の道曲がりきれなくて死んじゃう人多いらしいから気を付けてね」
今は夜。雨も降っている。今日は秘伝の風呂があるという宿屋に大学のサークルの友達の和子と円香と康平と俺の四人で遊びに来た。俺「俺、そんな車の運転ヘタクソじゃないから。」
雨円香「ここだよ。」
俺「えっ!??ハンドルがきかない!!!!」
康平「ブレーキだ!!」
俺「それも駄目だ!」
気がつくと俺は病院にいた。周りには友達がいた。
円香「ふぅーやっと気が付いたね」
康平「お前全治二ヶ月だってさぁ」
俺「お前たちは平気だったの??」
康平「うん、三人ともかすり傷ひとつなかったんだよ。お前が治ったら、又行こうな。」
それから二ヶ月間、毎日四人は見舞いに来てくれた。四人はとても忙しいらしく夜の12時頃来ていろんな話をしてくれた。
そして二ヶ月たち自分の怪我も治り、又その旅館に行くことになった。
康平「つぎはあのカーブ曲がれよ」
俺「あんときはごめんな!!」
その現場まで後1キロ。夜で雨も降ってきてこの前と同じ状況になった。するとみんなが急に無口になった。
俺「みんな、どうしたの!?」
俺は振り向いてとても驚いた。なんと、皆が頭からダラダラ血を流し、ガラスの破片が刺さった顔をして、こっちを見てにらんでいるのだ。
和子「私達あの時死んだのよ」円香「自分だけ助かるのは許せない!!」
康平「後5秒…4…3…2…1……」
ふと前を見るとあの崖まで後1メートルもない。
俺「うわー!!!!!」