約束の場所1

may  2008-09-27投稿
閲覧数[486] 良い投票[0] 悪い投票[0]

これは実名でない実話である。


俺はスタートラインに立った。
足は震えていた。でもラストチャンス。

「位置について・・・」


緊張が高まる。


「よーい・・・」

「バン!」

銃声が鳴った。
最初の100mはセパレート。ダッシュが要求され、直線に入り加速し、オープンになった瞬間に若干力を抜き、すーっと前へでてく。

いつも通りだ。

しかし、ウォーミングアップのしすぎ。
走る前から痙攣しちまうなんてほんとついてない。


200mを切った時点で俺と優勝候補の幹田の一騎打ちになっていた。

さぁ、コーナーを抜けて、俺がレースを引っ張る。

体はまぁまぁだが、この暑さはきつかった。

カーブを抜け、ストレートに入り、いよいよラスト一周!


「カランカラーン」


鐘が鳴った。あと一周。
俺はここにすべてをかける。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 may 」さんの小説

もっと見る

スポーツの新着小説

もっと見る

[PR]
良い成分のみ使用
死海100%の入浴剤


▲ページトップ